インフォームド・コンセント
インフォームド・コンセントとは「患者が必要な情報を知った上で、自分自身で治療方針を決定する権利を有する」という意味だそうです。
マッサージを受ける方には病気や怪我で通院している人は結構多いです。そういったお客さんの話を聞いていると、意外と自分自身の疾患に対する知識が不足していると感じることが多々あります。医師から十分な説明がなされていない、と言うより説明はされたものの患者自身が理解していない場合が多いということです。
例えば先日、つい1週間前に軽い脳梗塞と診断されたお客さんが来ました。そのお客さんは右上肢に軽い麻痺があり、その症状をどうにかして欲しいとのことでした。勿論マッサージで麻痺は治らないのでその旨を伝えましたが、問題は何故このお客さんがウチに来店するに至ったかという点です。
病院で処方された薬を飲んでも一向に麻痺が治らないことを疑問視しているようでした。処方された薬は恐らく抗凝固剤とか循環器系の薬のはずで、麻痺が治ることは勿論ありません。ちゃんと説明は受けたのでしょうが理解するに至っていないのです。こういった例は多々あります。
自分が罹っている疾患に対する知識不足は思わぬ弊害をもたらす可能性があります。昨今、健康をテーマにしたテレビ番組が氾濫する中で、自分に都合のいい情報だけを信じてしまい、結果的に治療が遅れてしまう場合があるからです。

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